「銀」のイメージ・シンボル

「銀」のイメージ・シンボル

白く輝く銀は、純潔さ、あらゆる純潔さの象徴です。それはクリスタルの透明さ、水野透明さ、鏡の反射、あるいはダイヤモンドの輝きが受け入れ発するような純粋な光を含みます。それはそれははっきりとした意識、意図の純粋さ、率直さ、行為のまっすぐなことなどに似ており、”従う忠実さ”を喚起させまs。

 

各国の「銀」をめぐるイメージ・シンボル

アイルランドのケルト神話の中で銀が重要な役割を果たします。Nuada 王は最初のMoytura の戦いで腕を失い、手足を失ったものや奇形者は王として支配することができないとされていたので、王位を失うことになるのですが、医学の神 Diancecht が銀の義手を作ってくれたので再び王位に戻るという話があります。

エジプトの神話では、神たちの骨は銀でできているということになっています。そして神々の肉体は金できているのです。

キリスト教のシンボルとして、銀は神の知恵を象徴しています。金は人々に対する神の愛を象徴しています。

ロシアの信仰でも、銀は清純さと清純化のシンボルです。

キルギス族たちは、癲癇の人を直すのに、ゆっくりと銀のコーンを形作っている治療者を見つめさせて治します。これは現代で言う催眠療法に近いものです。癲癇者は次第に落ち着いて半眠の状態になり癲癇がおさまってきます。

ローマ時代の神父さんは国境に銀の像を埋めておきました。そうすることでローマが野蛮人たちから守られたのです。その像を掘り出したとたんに、ローマはゴート、フンといった野蛮人たちに征服されてしまいました。

 

その他さまざまな言い伝え

火と水という二つの浄化する要素を持ち合わせている神は同時に金であり銀であるのですが、その神バンバラのために浄化作用のある水の象徴が銀なのです。

金属と天体の対応では、銀は月に対応しています。月は、月―水ー女性原理 のスキームに入っています。伝統的に銀は受動形、女性形、月、水性、冷性の原理に対応しており、金が動形、男性形、太陽、昼、火に対応しているものの対極にあるといえます。

銀の色は白である。金の色は黄色です。銀の語源はサンスクリットの白いもの、輝くものを意味する語から来ています。したがって、銀は王様の威厳を象徴するものとして用いられる。

しかし一般的に、金と銀は二つの貴重な金属として古くから知られていたのですが、人々の心の中で銀の方は少し評価が低いようです。 雄弁は銀、沈黙は金。と言います。

銀は月なる神様のくそだという言い伝えもあります。銀は悪魔を追い払う金属とも信じられています。

嵐の時には銀の弾丸を雲の中に打ち込むと、魔法使いを殺すことができて嵐が収まるという言い伝えもあります。

多くの伝統的な説話では英雄たちは自分の良く使っている煙草入れや、フォークあるいはその他の物が酸化して黒くなってくると死というものが自分を襲ってくると感じたものです。

糸紬の娘たちの保護者である銀の白テンは彼女たちによく非常に細く非常に丈夫な銀の糸を贈り物にしました。

 

「銀」の外国語表現

さて、英語とフランス語で銀の出てくる表現を見てみましょう。

- Go silver [良い曲を売る] これは silver disc になるようないい曲を売るということですね。

- Siver wedding [銀婚式、結婚25周年]

-  Be born with a silver spoon in one's mouth [銀のスプーンをくわえて生まれてくる=裕福な家庭に生まれてくること]

この表現はフランス語にもあります。

- Être né avec une cuiller d'argent dans la bouche

英語と同じ表現ですね。これは英語の翻訳から来ているようですね。

 

ちなみに、argentはフランス語では「銀、シルバー」の意味もありますが、「お金」の意味でもあります。

-L'argent n'a pas d'odeur. [出所が何であれ、金は匂わない。悪銭も金は金。]

-  On ne peut pas avoir le beurre et l'argent du beurre. [バターを売ってお金を手に入れることができるが、バターとその売ったお金の両方を手に入れることはできない ]  余り虫のいいことを言う人に対して良く使うフランス語表現です。

 

最後にヴィクトル・ユーゴーをして「僕はシャトーブリアンになるかあるいは何にもなりたくない!」といわせた、シャトーブリアンその人がこんなことを言っています。

- Oh ! argent que j'ai tant méprisé, tu as pourtant ton mérite : source de la liberté, tu arranges mille choses dans notre existence.

[オー、お金よ。そんなにも私が軽蔑したお金よ。お前にはしかしメリットがある。自由の源であり、私たちの存在でお前は実に多くのことをアレンジしてくれる。]

シャトー・ブリアンも亡命時代にはお金がなく、あまりのひもじさにロープをかじって飢えを凌いだという逸話のある人ですから、それを考慮した上でこの言葉をきくと、argentのありがたさを身に染みて感じますね。

 




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