「オリーブ」のイメージ・シンボル

「オリーブ」のイメージ・シンボル

オリーブは非常に多くの象徴的な意味を秘めた木です。平和、肥沃さ、豊かさ、純潔化、力、勝利と褒章といった意味があります。

 

各国の「オリーブ」をめぐるイメージ・シンボル

ヨーロッパの国でも東洋でもオリーブは同じような象徴的な意味を持っています。

ギリシアではオリーブはアテナに捧げられました。アテナとポセイドンの争いから生じた最初のオリーブの木は、エレクテイオンの神殿の後ろに宝物として保存されました。アクロポリスの丘に今日生えているオリーブはそのオリーブの子孫だといわれています。それはアテナの女神の持つ象徴的な価値から発しているといわれています。 エレウシスの丘にはたくさんのオリーブが生えていました。そこではオリーブは保護されていて、オリーブの木に害を及ぼした人は裁判にかけられました。 オリーブはデーメーテールに捧げられた賛歌のように神格化されエレウシスの秘儀に導入されました。

ローマでは、ジュピターとミネルバにささげられています。

ユダヤとキリスト教の伝統では、大洪水が終わった時にノアの元へ洪水の終わりを伝えるために来た鳩が加えていたのがオリーブの枝です。

キリストの十字架は言い伝えでは、オリーブの木とヒマラヤスギでできていたといわれています。

中世の言葉では、オリーブは黄金と愛の象徴です。

「もしもお前の家の入口に金に塗られたオリーブの木があるならば、お前のことを神の神殿と名づけよう。」ソロモンの神殿のアンゲルス・シレジュウスは書いています。

 

イスラムの世界ではオリーブは中心的な木です。世界の軸であり、預言者の象徴です。祝福された木は光にたとえられ、オリーブオイルはランプを満たすのです。イスラエル教であるように、シナイ山の頂にあるオリーブの木はイマームの形をしているのです。それは同時に、軸であり、普遍的人間であり、光の源なのです。

 

中国の神話ではオリーブの木は毒消しの作用があると思われていて、そこからオリーブの木が守護の役目を果たすと思われるようになってきました。

日本では、オリーブはやさしさや親切の象徴で、勉学や市民的な計画や戦争の計画の勝利を象徴するものでもあります。つまり勝利の木なのです。

 

 

 

聖なる木と考えられたオリーブの木について、神の名あるいは聖なる言葉がオリーブの葉の一枚一枚に書かれていると信じられています。

また、オリーブオイルの神の加護はとても強力なため、オリーブオイルの量が増え、人間にとって洪水として大変危険になるとも思われています。

部落によってはオリーブオイルを飲むことで生殖能力が高まると信じられています。

 大変美しい『光の詩編』では、神の光をランプの置いてあるアルコーブにたとえています。そのランプはガラスの中にありそのガラスは天体の星のように輝いているのです。その輝きの源は祝福されたオリーブの木なのです。東でもなく西でもない、オリーブの木のオイルが、火がそれに触れることなくても輝いているのです。

オリーブの木はリビアから来ているといわれているのですが、地中海地方では重要な経済の源になっています。

 

「オリーブ」の外国語表現

こうして神話の時代から象徴的な意味を持つオリーブなのですが、英語でもフランス語でも、オリーブを使った表現はそれほど多くはありません。

余りにも神に近いために人間が遠慮したためでしょうか?

- se présenter l'olivier à la main [和解を申し出る]

- Le jardin des Oliviers, le mont des Oliviers [弟子たちに見放されて逮捕される前にイエス・キリストが祈ったところ=ゲッセネマ]

 




イメージ・シンボル辞典TOPへ

ABOUT US

クリエイティブな活動をサポートする情報サイト。フランスを中心に、世界のアート&文化の最新情報をお届けします。デザインの参考になるイメージ・シンボル辞典やインスピレーションをもたらす名言・迷言集もご活用ください。

>>read more