総合マネジメント事務所エスパスミューズの公式ブログ


総合マネジメント事務所エスパスミューズの公式ブログ. 詳細はこちら.


小久保総合研究所

コクボコミュニケーション

Voici le Japon

グローバル・クリエイターズ

GCMC Espace MUSE



仏国立自然史博物館の珍事件

2017年05月17日(水)


プロジェクトリーダーの姿勢として、チームや部下を信頼すること、そしてミスが生じた時にどうマネージするかということは、よく議論されることです。

 

 チームメンバーへの信頼なくして、良い計画の実現などあり得ないのは明白です。

 

しかし次のような例を考えてみましょう。

 

これはつい最近、実際に起こったことです。

 

 フランスの国立自然史博物館が、オーストラリア・クイーンズランドのブリスバーン博物館の研究者たちの要請に応じて、200年以上前の古い押し葉標本を貸し出すことにしました。

 

 

 こうして各国の研究者同士が互いの研究のために便宜を図ることはよくあることなのですが、今回は珍事が起きてしまいました。

 

 博物館の研究者同士の貸与であるため、フランスの研究者は、通関上必要な検疫に関する証明書をつけずに送りました。フランスの研究者としては、危険な微生物などに関しては専門家のため怪しまれないだろうという惰性が働いたのでしょう。

 

しかし、オーストラリアの税関のバイオセキュリティー係は、押し葉標本に危険な微生物が付着していないという証明書がないために、すべて焼却してしまいました。

 

 

その上、この係官たちは、この「危険な物体」の送り主であるフランスの研究者たちに連絡を取ることをしなかったのです。

 

 

こうした流れの中で研究者たちにとってはもちろん、人類の文化文明にとってもかけがえのない遺産が消滅してしまいました・・・

 

 もちろんフランスの研究者たちは、PCのデータの中に写真を保存しているので、スクリーン上で写真を観察することはできます。

しかし、実物に触れることは永遠にできなくなってしまいました。

 

今回の事件を受け、フランスの国立自然史博物館の館長は、「今後はこうしたリスクを犯せないため、資料の貸与に関してはよほど慎重に検討することにします。」と発表しています。

 

 イベントや研究などのプロジェクトをリードする立場の人間は、こうしたミスを避けるにはどうすべきであったのでしょうか?

 

この質問を今日のブログのテーマとして皆さんに投げかけてみます。

考えてみてくださいね。

 

テーマ:フランス国立自然史博物館珍事件プロジェクトマネジメント