フランスのラベル表記とその意味

2018年06月10日(日)カルチャー 

商品に貼付され、あるいは広告として表示されているラベル表記。様々ありますが、その意味をご存知ですか?この記事ではフランスの主なラベルとその意味についてご紹介します。

 

フランスのラベル

NUTRI-SCORE

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このラベルは今年の4月に前の厚生大臣をしていたMarisol Touraine によって作られました。製品の栄養学的観点からの点数を付けるものです。A(緑)=優れているからE(赤)=非常に劣っているまでの5段階で評価されます。 これには批判もあって、E(赤)ラベルを付けられる危険があるのなら会社はラベルを付けること自体を棄権してしまうだろう、と疑問視する向きもあります。 あるいはよい点を取った製品だけについてプロモーションをする手段に使ってしまうだろうという批判です。

 

 

EPV (Entreprise du Patrimoine Vivant)

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フランス政府が発行する無形文化財企業ラベル。ファッション、ビューティ、装飾、料理のほか、プロトタイプの製造、プロ用設備、光学、レジャーなど手工芸製造から最先端技術まで、傑出した技術を認める企業に対して発行されるものです。

 

 

AB

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これはきっとフランスでは一番良く知られているラベルかもしれません。BIOの農業による製品に貼ることのできるシールです。この緑色のロゴを手に入れるためには、ユーロ圏の規定をきちんと守っている必要があります。95%の材料がBIOであり、農薬の跡がなく、遺伝子操作をしていないということが絶対に必要なのです。もちろん飼育されている動物たちのコンフォートも守られていなくてはなりません。

 

 

 

LABEL ROUGE

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1960年以来、このラベルは地理的にどこで生産されたものであれ、最高の品質を保証するものです。現存するラベルのうちでは、製品の質と製造方法の両方について評価してラベルが与えられます。

 

 

AOC(Appellation Origine Contrôlée)

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これはフランス国内で流通しているラベルで、決められた地域において伝わってきたノウハウを使って製造されているという保証です。この欧州バージョンがAOPといえます。メイド・イン・フランスを全面に打ち出す方が有利な商品、例えばワイン、チーズ、バターといったフランス製品でよく見られるラベルです。

 

 

AOP(Appellation Origine Protégée)

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これは、ヨーロッパ共同体レベルの原産地証明ラベルです。生産、加工、その他の処理が一定の限られた地域でなされていることが必要です。 Puy 地方のレンズマメ、ロックフォールチーズ、ポンテベックチーズ、プロヴァンス地方のエクストラバージンオリーブオイルなどがあります。

 

 

IGP(Indication Géographique Protégée)

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これはヨーロッパ共同体レベルで1992年から使われているラベルです。生産地を保証するとともに、その生産地ならではの品質そのほかの特性を保証するものです。AOPよりも柔軟に与えられるものですが、このIGPがあるとその製品は、生産や加工といった製品になる少なくとも一つの過程が、 その地方でなされたことを保証しています。例えば、ゲランドの塩、プロヴァンスのはちみつ、ドーフィネのラヴィオリなどが有名ですね。

 

 

STG(Spécialité Traditionnelle Garantie)

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これは文字通り地方特産ということです。生産あるいは加工がその地方独特のものであるということでこのラベルがつくわけです。だからといってはっきりとした原産地としての歴史的意味があるという保証をするものではありません。セラノのハム、ブッショーのムール貝などですね。

 

 

BLEU-BLANC-COEUR

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これは農業従事者、医師、科学者の構成する団体が発給するラベルです。彼らの基本原理は次のようなものです。「動物たちがきちんと養育されていれば、人間もおいしいものを食べることができる」 草と油性の亜麻の種を基本にした飼料を勧めています。そうすることにより、オメガ3の豊富な食糧ができると考えているのです。オメガ3はコレステロールや心臓病対策に役に立ちます。 卵や肉あるいは牛乳製品に主に表記されます。

 

 

VIANDE DE FRANCE

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このラベルは食肉業者の団体によって2014年から始められました。このラベルがある肉は、フランスで飼育から加工までの一切の流れが保障されています。もちろん、環境と動物たちの安寧を図り、生まれから製品に至るまでの追跡が可能なものになっています。

 

 

COMMERCE EQUITABLE -MAX HAVELAAR

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"人間の顔を持った資本主義"という名前で呼ばれているオランダに本部を置くMAX HAVELAARのこのラベルは、フェアトレードの分野で一番良く知られているラベルでもあります。このラベルがある製品は、適正な価格で買い取られ、人間と環境を大事にした条件のもとで製造されたものであることを保証しています。 砂糖、コーヒー、チョコレート、コメなどがそうですね。

 

 

PECHE DURABLE-MSC

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このラベルが貼られている製品は海の環境を大切にするという保証があるのです。 Marine Stewardship Council が発給します。

 

 

PECHE DURABLE

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農林畜産省の監督下にある France Agir Mer という団体が発給します。このラベルがある製品は、製造過程において、環境的、経済的そして社会的な条件を満たしていることを保証しています。

 

 

CERTIFICATS BIO

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この写真のラベルはdemeterというビオ製品の検査をする国際組織が発行するラベルです。ラベルABよりも厳しい条件を課しているものがほとんどで、製品と同じくらい大地を大切にするということを打ち出しています。DEMETERやBIO COHERENCE、NATURE ET PROGRES などが発行するラベルがあります。

 

 

このほかには、金賞、銀賞とかあるいは今年の最高賞などというものは、多くのものがマーケッティングのために作られていることが多く、あまりあてにはなりませんから、よくよく注意してみることが必要です。

 

テーマ:フランス、ラベル、表記の意味

 



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