仏大統領主導の宝くじ&スクラッチ

2018年06月02日(土)カルチャー 

フランスの現大統領マクロンが、文化遺産保護の資金作りに宝くじとスクラッチの販売を実施します。

文化遺産をどう守る?

毎年9月になると文化遺産の日ということでフランス各地の文化遺産が公開されて普段中へは入れない建物が一般に公開されます。これはフランス人の間でも大変人気のイベントです。 文化的遺産がユネスコの世界遺産に登録されるといったことが盛んにおこなわれるようになりましたが、その割には歴史的に大切な遺産であるお城がきちんと改修されず、時の流れに勝てずに破壊されてゆくものがあったりするのが現実のようです。

 

こうしたメンテナンスの不十分から大切な歴史的遺産が失われてゆくばかりではありません。 国が保管している家具や絨毯あるいは絵画といったものは官庁、大使館あるいは市役所などに貸し出されるのですが、これがよく行方不明になるのです。貸与されたもののうち22800点が行方不明になっています。現在、国が保管しているのが43万点あります。

 

なぜ行方不明になるかということなのですが、例えば国民議会の中へは一般人も傍聴できますから中へ入れるのですが、この時には身分証明書を見せて入館のバッジを受け取ってそれを付けて館内を動くことになります。簡単には出入りできないのです。 ところが、2003年には、この国民議会に貸与されていた大型の安楽椅子が行方不明になっています。国の政治を預かる議員さんを疑っては叱られるのかもしれませんが、一般人が入館の折に持ち出すことはほとんど不可能ですね。 大使館等に貸与されたものになると、これはもう大使が任期を終えた時に記念に持ち帰りたいと思う人がいても無理はないという気はしますね。

 

先日は国の備品ではないのですが、自称反宗教主義という80歳になるおじいちゃんが捕まりました。反宗教ということであちこちの教会の中にある歴史的な遺産を盗み出しては自宅の中に飾っていたようです。可笑しいのは反宗教といいつつ、このおじいちゃんは盗んできたものを部屋に飾っており、お手洗いの中などは壁いっぱいに十字架が飾ってあったらしいですね。

 

 

マクロン大統領の宝くじ&スクラッチ

だいぶ前置きが長くなりましたが、こうした歴史遺産のメンテナンスのために大統領マクロンの主導でスクラッチと宝くじが9月になると売り出されます。

 

スクラッチは1枚15ユーロ(1950円くらいですね。)

少しお高いのですが、あたりも多いというのが売りです。

 

アメリカのデトロイトの厳重なセキュリティーの印刷屋で1200万枚印刷されたこのスクラッチは、9月3日に発売されて売切れ次第販売終了です。

 

150万ユーロのあたりが6枚、15万ユーロのあたりが8枚等々、あたりも通常のスクラッチよりも多くなっています。 少なくとも15ユーロが、3人に一人の割合で当たるようになっているということです。

 

 皆さんもこの時期にフランスを旅行なさっているのでしたら、ぜひチャンスを試してみてください。 フランス全国に30800あるロトの売り場で、誰でも買うことができます。

 

 

テーマ:フランス、文化遺産、ロト、スクラッチ

 

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